2016年 05月 21日
浄水場見学は廃止(今年も来年も)
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一つ前の記事、「今年の浄水場見学は?」の続報です。
結論からいうと、今年の4月1日をもって、東京都水道局管轄のすべての浄水場は
施設見学も敷地内立入りも禁止になったそうです。
5月20日発表の「平成28年度水道ふれあい月間行事のお知らせ」でも、
今までの「水道週間行事のお知らせ」の内容から、浄水場施設見学会の項目が
ごっそり無くなっていました。(廃止された、というお知らせは、無し)
過去のお知らせ:H27年度|H26年度|H25年度|H24年度|H23年度
過去の文面:
浄水場の施設見学会
いつもは見ることができない「水道水の製造工場」とも言える、浄水場を見学できる絶好の機会です。河川の水が飲料水になる過程を、是非、「きて、みて、感じて」ください。
理由は、「都民の飲み水に関してセキュリティを厳しくするため」。
テロの危険性の高いオリンピックが終わるまでは、少なくとも続くだろうとのこと。
とにかく、水道週間だろうがそれ以外だろうが、予約不要だろうが会員限定だろうが、
職員以外の人は一切、浄水場を見学できなくなるそうです。
また、浄水場の概観写真を外部向けに掲載することも禁止されたため、
水道局のパンフレットやカレンダー、ウェブサイトなどで表示されることがなくなります。
従って、画像や動画によるバーチャル見学のようなものも、ダメ。
↓ たぶん、こういう画像も、水道局から発信するのはNG。
水道局発信の情報は、こういうの↓ばっかりになるかも。
今の所、これまでの見学会で市民が撮影して公開した写真に関しては、規制をかけない
とのことですが、今後は大っぴらにやるとどこぞから連絡がくるようになるのでしょうか?
たしかに、昨年の見学会(おそらく今までの見学会はどこでも)では事前申込不要、
荷物チェックなし、案内されたルート上では撮影無問題、見学者/説明員の人数比など、
「意外と大らかなんだなー」と感じたものでした。
それが、まさか一気にここまで厳しくなるとは・・・
一応、これは東京都が策定した新ルールであって、他府県の水道局の動向は
都は把握していないそうです。また、今回のことは予防的措置であって、
今までのやり方で問題が発生したからではないとのこと。
トップの方で決められたことなので、実務者達も困惑しているとのこと。
ちなみに、小河内ダムや羽村堰や玉川上水など、浄水場以外の水道に関連した場所
については、従来と変わりなく見学や撮影ができるということでした。
しかし・・・
私は蛇口から出る水道水を毎日おいしく飲ませてもらっています。そんな水が作られて
運ばれる過程を知れば知るほど、水に対する意識や愛着も増すというもの。
公共のサービスの安全を守るのは重大な責務なのでしょうが、テロ予防のために
善良な一般市民に「来るな、見るな、知ろうとするな」というのは、長いスパンで考えて
果たして得策なのだろうか。なんだか三猿方針みたいで、割り切れない気分です。
(それと、本当にテロ防止するなら、各河川とダムを厳重警備する必要があるのでは?)
何か、良い回避策がないものか・・・。水道ばかりか、他のことでも同様の動きになって
いかないことを願うばかりです。
結論からいうと、今年の4月1日をもって、東京都水道局管轄のすべての浄水場は
施設見学も敷地内立入りも禁止になったそうです。
5月20日発表の「平成28年度水道ふれあい月間行事のお知らせ」でも、
今までの「水道週間行事のお知らせ」の内容から、浄水場施設見学会の項目が
ごっそり無くなっていました。(廃止された、というお知らせは、無し)
過去のお知らせ:H27年度|H26年度|H25年度|H24年度|H23年度
過去の文面:
浄水場の施設見学会
いつもは見ることができない「水道水の製造工場」とも言える、浄水場を見学できる絶好の機会です。河川の水が飲料水になる過程を、是非、「きて、みて、感じて」ください。
理由は、「都民の飲み水に関してセキュリティを厳しくするため」。
テロの危険性の高いオリンピックが終わるまでは、少なくとも続くだろうとのこと。
とにかく、水道週間だろうがそれ以外だろうが、予約不要だろうが会員限定だろうが、
職員以外の人は一切、浄水場を見学できなくなるそうです。
また、浄水場の概観写真を外部向けに掲載することも禁止されたため、
水道局のパンフレットやカレンダー、ウェブサイトなどで表示されることがなくなります。
従って、画像や動画によるバーチャル見学のようなものも、ダメ。
↓ たぶん、こういう画像も、水道局から発信するのはNG。
水道局発信の情報は、こういうの↓ばっかりになるかも。
今の所、これまでの見学会で市民が撮影して公開した写真に関しては、規制をかけない
とのことですが、今後は大っぴらにやるとどこぞから連絡がくるようになるのでしょうか?
たしかに、昨年の見学会(おそらく今までの見学会はどこでも)では事前申込不要、
荷物チェックなし、案内されたルート上では撮影無問題、見学者/説明員の人数比など、
「意外と大らかなんだなー」と感じたものでした。
それが、まさか一気にここまで厳しくなるとは・・・
一応、これは東京都が策定した新ルールであって、他府県の水道局の動向は
都は把握していないそうです。また、今回のことは予防的措置であって、
今までのやり方で問題が発生したからではないとのこと。
トップの方で決められたことなので、実務者達も困惑しているとのこと。
ちなみに、小河内ダムや羽村堰や玉川上水など、浄水場以外の水道に関連した場所
については、従来と変わりなく見学や撮影ができるということでした。
しかし・・・
私は蛇口から出る水道水を毎日おいしく飲ませてもらっています。そんな水が作られて
運ばれる過程を知れば知るほど、水に対する意識や愛着も増すというもの。
公共のサービスの安全を守るのは重大な責務なのでしょうが、テロ予防のために
善良な一般市民に「来るな、見るな、知ろうとするな」というのは、長いスパンで考えて
果たして得策なのだろうか。なんだか三猿方針みたいで、割り切れない気分です。
(それと、本当にテロ防止するなら、各河川とダムを厳重警備する必要があるのでは?)
何か、良い回避策がないものか・・・。水道ばかりか、他のことでも同様の動きになって
いかないことを願うばかりです。
by centtama
| 2016-05-21 23:32
| 5月6月