2016年 05月 15日
府中用水2016 開門3日前の様子
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今年の府中用水は、明日5月16日(月)、おそらく8時半頃に通水開始です。
その3日前に回った様子。通水前なので、流れているのは途中で合流する
矢川と湧水の水。(と、取水口水門の隙間から僅かに入ってくる多摩川の水)
こういうチョロチョロとだけ流れている時は、数多の分岐・合流をする流路のうち、
流れている所、全く流れていない所、または微量の水が流れてきても滲み込んで
流れが消失する所など、通水開始前ならではの流路観察ができます。
そういう流路観察のひとつ。
「多摩青果市場前」信号に近い、谷保支流の中の一本。谷保天満宮の下にある
「天神橋」の下を流れる支流です。ファミマの裏付近において、流れています。(1)
地元の方は「米池(こめけ)堀」と呼ばれているようです。
でも、そのすぐ上流では、水路はすっからかん。(2)
ここが、水の有る/無しの境界線。(3)
通常だと、「はたけんぼ」南側を流れる小水路からの合流(流れていれば青い線の
場所を矢印の方向へ)によって、大きい方の水路に水が流れ込むことが多いのですが、
今日はその小水路も水は無し。(4)
ということは、あとは水の流入の可能性があるのは、ここだけ↓。(5)
ファミマすぐ北側の北島農園さん入口前にある、これまた小さな流路の合流点。
よくよく見てみると、流れているようないないような・・・
流路の下流側で流れ込んでも、行き場所がなければ上流側へと徐々に水が溜まって
いきます。この場所は何だかんだいっていつも溜まり水の残ることが多く、最後まで
逃げ場を失った小魚が見える所です。
上記の流入口は、今までほとんど気にしたことがなかったけど、この日のように鍵と
なることもあるのが判りました。今、近くで宅地造成している所があり、その関係で
小流路の流し方が通常と違うのかもしれません。
地図の上では、こうなってます。↓
画像の1枚目から5枚目までの場所を丸付き数字でプロット。
府中用水の流路図については、長いこと『府中用水-移りゆく人と水のかかわり』
(くにたち郷土文化館2001年発行)の14ページからの「府中用水散策マップ」
を用いてきましたが、これに載っていない流路や変わった部分も多く、困っていました。
数年前に府中用水の流路を再調査して作ったというこのマップは、「農の風景」という
看板となって用水の各所に立っています。このマップの精細なプリントアウトが欲しい。
場所は変わって、天神橋の西側の解放的な玉石の小水路。これも古いマップには
出ていません。矢印の所で水は地面の下をもぐって北方向に逸れていきます。
通水が開始してからも、このようにここで水が止まることが多い。それが偶然なのか
必然なのか気になっていましたが、どうやらこの辺りの富士見台幼稚園体験水田で
田植の直前までジャガイモを植えているため、水が入ると腐ってしまう、という話。
つまりジャガイモの収穫までは水が入らないように工夫している結果なのではないか
と、自分の中で合点がいきました。
その3日前に回った様子。通水前なので、流れているのは途中で合流する
矢川と湧水の水。(と、取水口水門の隙間から僅かに入ってくる多摩川の水)
こういうチョロチョロとだけ流れている時は、数多の分岐・合流をする流路のうち、
流れている所、全く流れていない所、または微量の水が流れてきても滲み込んで
流れが消失する所など、通水開始前ならではの流路観察ができます。
そういう流路観察のひとつ。
「多摩青果市場前」信号に近い、谷保支流の中の一本。谷保天満宮の下にある
「天神橋」の下を流れる支流です。ファミマの裏付近において、流れています。(1)
地元の方は「米池(こめけ)堀」と呼ばれているようです。
でも、そのすぐ上流では、水路はすっからかん。(2)
ここが、水の有る/無しの境界線。(3)
通常だと、「はたけんぼ」南側を流れる小水路からの合流(流れていれば青い線の
場所を矢印の方向へ)によって、大きい方の水路に水が流れ込むことが多いのですが、
今日はその小水路も水は無し。(4)
ということは、あとは水の流入の可能性があるのは、ここだけ↓。(5)
ファミマすぐ北側の北島農園さん入口前にある、これまた小さな流路の合流点。
よくよく見てみると、流れているようないないような・・・
流路の下流側で流れ込んでも、行き場所がなければ上流側へと徐々に水が溜まって
いきます。この場所は何だかんだいっていつも溜まり水の残ることが多く、最後まで
逃げ場を失った小魚が見える所です。
上記の流入口は、今までほとんど気にしたことがなかったけど、この日のように鍵と
なることもあるのが判りました。今、近くで宅地造成している所があり、その関係で
小流路の流し方が通常と違うのかもしれません。
地図の上では、こうなってます。↓
画像の1枚目から5枚目までの場所を丸付き数字でプロット。
府中用水の流路図については、長いこと『府中用水-移りゆく人と水のかかわり』
(くにたち郷土文化館2001年発行)の14ページからの「府中用水散策マップ」
を用いてきましたが、これに載っていない流路や変わった部分も多く、困っていました。
数年前に府中用水の流路を再調査して作ったというこのマップは、「農の風景」という
看板となって用水の各所に立っています。このマップの精細なプリントアウトが欲しい。
場所は変わって、天神橋の西側の解放的な玉石の小水路。これも古いマップには
出ていません。矢印の所で水は地面の下をもぐって北方向に逸れていきます。
通水が開始してからも、このようにここで水が止まることが多い。それが偶然なのか
必然なのか気になっていましたが、どうやらこの辺りの富士見台幼稚園体験水田で
田植の直前までジャガイモを植えているため、水が入ると腐ってしまう、という話。
つまりジャガイモの収穫までは水が入らないように工夫している結果なのではないか
と、自分の中で合点がいきました。
by centtama
| 2016-05-15 23:54
| 5月6月