2016年 04月 30日
柴崎分水の流路、流末(簡易版)
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諏訪神社の中にある「玉川上水柴崎分水・・・」の石碑。
今は流れていないけれど、柴崎分水の流路のうちの一つでした。
(手前のは別の石碑ですが、崩壊と塀への密着でうまく読めません)
ヤマタネ倉庫の南側にて。ここにも水車があったらしい(公園の奥か?)。
このマンホールは「立川市 下水」と刻印がありますが、
ライトで照らしてみると、下を柴崎分水が流れているのが見えます。
※こう書いてから、マンホールの穴から覗いただけで下水と分水を見分けていたか
どうか、不安になりました。現地では自信あったのに。たぶん地表からの深さや
流量から、直感的にそう感じた・・・のだったと思います。後日要確認。
この辺りの他のマンホールや、もう少し下流で暗渠蓋の隙間から水の流れを確認
できます。興味ある方は、懐中電灯を持参されるとよいと思います。
『市指定史跡 柴崎分水を歩く』より、S37年作成の柴崎分水の流路図。あくまで
引用ですので、流路図の雰囲気だけ表現するよう、画像を最小にしてあります。
玉川上水松中橋の取水口から、ほぼ分岐なしに流下してきた柴崎分水は、
青梅線の本線と短絡線の間で2流路に大きく分かれ、後で再び合流します。
ただこの図で赤い線の方の流路は、「現在廃止」とのことで、水は流れていません。
なので、ほとんどの場合、「柴崎分水をたどる」というと、青い線の方になります。
↓ 二手に分かれるあたり。現在も流れている方の流路は、黄色い看板のある
お店の左奥の方向へ(ちょうどガードレールの内側を暗渠で流れる形)。
流れてない方の流路は、画面左の方へ。
再合流する「沢の稲荷」付近。
余談ですが、この辺りの古い地名が「沢」で、その中心となる祠がここ。
しかし!名前は以前から聞いていたけど場所が判らないまま数年が過ぎ、
最近やっと見つけたものの入口が非常に判りづらい、判っても入りづらい。
でも勇気を出して入ってみれば、とても良いお稲荷さんです。
柴崎分水の流末部。
日野橋の少し北、根川緑道が甲州街道の下をくぐる「葦見トンネル」の下流側です。
いろんな水が、甲州街道の下を別々の管で通って、ここで合流します。
Aは大雨時の排水口で、日野橋交差点あたりから甲州街道東側の水が集まって
くる管の出口。地中の管の亀裂から地下水が入るため、普段から極少量の
きれいな水が出ている。
Bが柴崎分水。少し上流で分水の一部が池(通称「カワセミ池」)の西端に流れ込んで
いるが、その残りの水がここで根川に合流することになる。
Cは大雨時の雨水(柴崎幹線)を流す。「排水出口から大量の水が流れます」と書いてあり、
晴天時は全く水は出ていない。
Dは、根川。「えっ?」と思う方も多いかもしれない。私もこの場所が気になってから
晴天時・雨天時・柴崎分水を止めている時期などにそれぞれの水をチェックして
いる内に、「変な形だが、周囲の状況からそうとしか考えられない」という状態になり、
市の担当者に確認して、やっと納得できるようになった。トンネルの真下を通っている
のかどうかは不明。
↓ 逆方向から見た、同じ場所。
ところで、一枚目の画像の石碑、これにも謎がありました。
「玉川上水柴崎分水」の下に、まだ3文字も埋まっていたのでした。
これについては、掘ってのお楽しみというか、別の類似の石碑から類推するか・・・
立川市内の別の場所にある「玉川上水砂川用水芋久保分水」の石碑と
この石碑、どうやら形式が同じようです。割合新しい時代(おそらく分水を暗渠に
したか廃止した際に作ったのではないか)の石碑のため、文化財指定などにならず、
軽い扱いを受けているようです。
今は流れていないけれど、柴崎分水の流路のうちの一つでした。
(手前のは別の石碑ですが、崩壊と塀への密着でうまく読めません)
ヤマタネ倉庫の南側にて。ここにも水車があったらしい(公園の奥か?)。
このマンホールは「立川市 下水」と刻印がありますが、
ライトで照らしてみると、下を柴崎分水が流れているのが見えます。
※こう書いてから、マンホールの穴から覗いただけで下水と分水を見分けていたか
どうか、不安になりました。現地では自信あったのに。たぶん地表からの深さや
流量から、直感的にそう感じた・・・のだったと思います。後日要確認。
この辺りの他のマンホールや、もう少し下流で暗渠蓋の隙間から水の流れを確認
できます。興味ある方は、懐中電灯を持参されるとよいと思います。
『市指定史跡 柴崎分水を歩く』より、S37年作成の柴崎分水の流路図。あくまで
引用ですので、流路図の雰囲気だけ表現するよう、画像を最小にしてあります。
玉川上水松中橋の取水口から、ほぼ分岐なしに流下してきた柴崎分水は、
青梅線の本線と短絡線の間で2流路に大きく分かれ、後で再び合流します。
ただこの図で赤い線の方の流路は、「現在廃止」とのことで、水は流れていません。
なので、ほとんどの場合、「柴崎分水をたどる」というと、青い線の方になります。
↓ 二手に分かれるあたり。現在も流れている方の流路は、黄色い看板のある
お店の左奥の方向へ(ちょうどガードレールの内側を暗渠で流れる形)。
流れてない方の流路は、画面左の方へ。
再合流する「沢の稲荷」付近。
余談ですが、この辺りの古い地名が「沢」で、その中心となる祠がここ。
しかし!名前は以前から聞いていたけど場所が判らないまま数年が過ぎ、
最近やっと見つけたものの入口が非常に判りづらい、判っても入りづらい。
でも勇気を出して入ってみれば、とても良いお稲荷さんです。
柴崎分水の流末部。
日野橋の少し北、根川緑道が甲州街道の下をくぐる「葦見トンネル」の下流側です。
いろんな水が、甲州街道の下を別々の管で通って、ここで合流します。
Aは大雨時の排水口で、日野橋交差点あたりから甲州街道東側の水が集まって
くる管の出口。地中の管の亀裂から地下水が入るため、普段から極少量の
きれいな水が出ている。
Bが柴崎分水。少し上流で分水の一部が池(通称「カワセミ池」)の西端に流れ込んで
いるが、その残りの水がここで根川に合流することになる。
Cは大雨時の雨水(柴崎幹線)を流す。「排水出口から大量の水が流れます」と書いてあり、
晴天時は全く水は出ていない。
Dは、根川。「えっ?」と思う方も多いかもしれない。私もこの場所が気になってから
晴天時・雨天時・柴崎分水を止めている時期などにそれぞれの水をチェックして
いる内に、「変な形だが、周囲の状況からそうとしか考えられない」という状態になり、
市の担当者に確認して、やっと納得できるようになった。トンネルの真下を通っている
のかどうかは不明。
↓ 逆方向から見た、同じ場所。
ところで、一枚目の画像の石碑、これにも謎がありました。
「玉川上水柴崎分水」の下に、まだ3文字も埋まっていたのでした。
これについては、掘ってのお楽しみというか、別の類似の石碑から類推するか・・・
立川市内の別の場所にある「玉川上水砂川用水芋久保分水」の石碑と
この石碑、どうやら形式が同じようです。割合新しい時代(おそらく分水を暗渠に
したか廃止した際に作ったのではないか)の石碑のため、文化財指定などにならず、
軽い扱いを受けているようです。
by centtama
| 2016-04-30 23:36
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