2016年 03月 29日
立川公園(旧)菖蒲園の池と柴崎分水迂回路
|
「立川公園菖蒲園が大改装中 」で、工事予定らしきものについて書きました。
その工事中、園内を流れる柴崎分水(画面中央の道の左端が通常の水路)は、
工事を避けて、公園の南端の別流路を流していることにも触れました。
下図で、水色ラインが通常の柴崎分水の流路、
黄緑ラインが今回工事中の迂回流路です。赤丸の所が分岐点になります。
細い黄色ラインは、崖線から湧いて柴崎分水に合流する湧水(大体のイメージ)です。
その赤丸の分岐点(2月中旬)。板で水を止めて、土嚢を積んでありました。
水は、画面右上から流れてきて、通常なら左下へ行くところが、この処置によって
左上の方へと流れていきます。
角度を変えて見た所。水は下から来て、迂回路の右方向へ行きます。
よく見ると、迂回路方面の水を止める際の「堰板」用の溝は切ってあっても
通常ルートの水を止めるための溝は無いのです。
(コンクリートに「アーム」というのかな?出っ張りがあるけど、片側のみ)
なので、大変やりにくそうに水を止めていらっしゃる。
下流側にもう一つ堰板と土嚢を置いているけど、2つあわせても完全には
止水できておらず、少量の水が工事中に公園側へと漏れていました。
昔は、本流を止めて迂回路だけに水を流すことは考えられなかった
のかもしれません。稲作の一工程で水を止める「中干し」は、もっと小規模に、
水田に隣接する水門の調節で行っているようです。
では、こちら(赤丸の所)の分岐と迂回流路は、何のためにある(あった)のでしょう?
柴崎分水は基本的に水量は多くはないです。有名な中央線上の水路橋、あれ
を通れる位の水量がMAXです。(昔は諏訪神社側の流路もあったけど)
大雨時の溢水防止?以前あった釣堀やわさび田との関連?
今後アンテナを張っておきたいと思います。
私が勝手に「迂回路」と呼んでしまっているルート。水路としては幅も広くて立派。
3月上旬の公園工事の様子。
少し水も入れてみた様子。白線の目印は、何でしょう?
3月下旬。橋も完成し、池に水が入りました。この時点で、
柴崎分水の流路は元に戻り、先ほど長々と書いていた迂回流路には
また水が流れない状態に戻りました。
まだ立入禁止なので上から見た限り、柴崎分水の流れ方は(想像で)
こんな風なのではないかと。手前の細い線は湧水です。
当ブログ記事「基地跡地(北側)工事、1号公園、柴崎分水マンホール」
に書いたように、上流の昭島市側でも柴崎分水を利用した公園が整備中であり、
最下流では本記事のように新しい池を作って分水を活用しようとしています。
両方とも、良い公園になることを祈ります。
ここの「立川唯一の水田」に関しては、
多摩てばこネット スタッフブログの田んぼカテゴリ に詳しく載っています。
その工事中、園内を流れる柴崎分水(画面中央の道の左端が通常の水路)は、
工事を避けて、公園の南端の別流路を流していることにも触れました。
下図で、水色ラインが通常の柴崎分水の流路、
黄緑ラインが今回工事中の迂回流路です。赤丸の所が分岐点になります。
細い黄色ラインは、崖線から湧いて柴崎分水に合流する湧水(大体のイメージ)です。
その赤丸の分岐点(2月中旬)。板で水を止めて、土嚢を積んでありました。
水は、画面右上から流れてきて、通常なら左下へ行くところが、この処置によって
左上の方へと流れていきます。
角度を変えて見た所。水は下から来て、迂回路の右方向へ行きます。
よく見ると、迂回路方面の水を止める際の「堰板」用の溝は切ってあっても
通常ルートの水を止めるための溝は無いのです。
(コンクリートに「アーム」というのかな?出っ張りがあるけど、片側のみ)
なので、大変やりにくそうに水を止めていらっしゃる。
下流側にもう一つ堰板と土嚢を置いているけど、2つあわせても完全には
止水できておらず、少量の水が工事中に公園側へと漏れていました。
昔は、本流を止めて迂回路だけに水を流すことは考えられなかった
のかもしれません。稲作の一工程で水を止める「中干し」は、もっと小規模に、
水田に隣接する水門の調節で行っているようです。
では、こちら(赤丸の所)の分岐と迂回流路は、何のためにある(あった)のでしょう?
柴崎分水は基本的に水量は多くはないです。有名な中央線上の水路橋、あれ
を通れる位の水量がMAXです。(昔は諏訪神社側の流路もあったけど)
大雨時の溢水防止?以前あった釣堀やわさび田との関連?
今後アンテナを張っておきたいと思います。
私が勝手に「迂回路」と呼んでしまっているルート。水路としては幅も広くて立派。
3月上旬の公園工事の様子。
少し水も入れてみた様子。白線の目印は、何でしょう?
3月下旬。橋も完成し、池に水が入りました。この時点で、
柴崎分水の流路は元に戻り、先ほど長々と書いていた迂回流路には
また水が流れない状態に戻りました。
まだ立入禁止なので上から見た限り、柴崎分水の流れ方は(想像で)
こんな風なのではないかと。手前の細い線は湧水です。
当ブログ記事「基地跡地(北側)工事、1号公園、柴崎分水マンホール」
に書いたように、上流の昭島市側でも柴崎分水を利用した公園が整備中であり、
最下流では本記事のように新しい池を作って分水を活用しようとしています。
両方とも、良い公園になることを祈ります。
ここの「立川唯一の水田」に関しては、
多摩てばこネット スタッフブログの田んぼカテゴリ に詳しく載っています。
by centtama
| 2016-03-29 23:56
| 3月4月