2016年 02月 17日
寂しいお知らせ : 個人商店の廃業
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久しぶりに来た、立川の旧フィンカムゲートのあたり。
落書きされた黒いシャッターの店と、赤信号の間にあるお店が
「メガネとトケイの水晶堂」です。
腕時計の買い替え、修理、電池交換などで何度もお世話になりました。
しかし、今日は、こんな貼り紙を見つけてしまいました。69年間続いた
店は閉店。終戦直後からの店だったわけです。
探したら、2012年7月の写真がありました。中央の白い車の後ろです。
でも、この日は折悪しく定休日の様子。
仕方ないので、Googleのストリートビューで間に合わせます。
(右隣の登山用品店「白銀山荘」も、知る人ぞ知る老舗だったけど2015年8月に閉店)
ビル一階の古風な店舗は、左半分が眼鏡屋さん、右半分が時計屋さん。
中は別段仕切られてもいずに、親子らしき方お二人で営業されてました。
一年以上日をあけているのに、店に入ると、こちらの顔を覚えていらっしゃる。
説明や商品案内も丁寧適切で、安売り店には決してない信頼感というか
安心感のようなものがありました。モノ対モノではなく、人対人、という感じでした。
電池交換もバンド交換も、目の前で即座にやってくれる。腕時計の電池切れの前兆
として、2秒ずつ引っかかるような動きをすることを教えてもらったのも、ここです。
そういえば、前に「この一帯も再開発の動きがある」とご主人から聞いたような。
この後、何になるんだろう?これから電池交換はどこに頼もう?
この立川通りはもう少し北上すると、地元での呼び名が「高松大通り」になります。
2009年までは両側の歩道の上にアーケードがあり、すごく昭和~な雰囲気でした。
そこでも、閉店のお知らせ発見。
この商店街はただでさえシャッター下ろしたままの店が多い所。
JR立川駅付近と、駅から離れた大型店は発展著しいのですが、
そのどちらでもない、古くからの商店街にとってはとても厳しい時代のようです。
一度なじみになってしまうと、便利で心地よい所なのですが。
また、だいぶ前のことで、場所もかなり離れますが、
2013年5月に廃業した老舗のお豆腐屋さんがあります。
夕方、お豆腐屋さん特有のラッパをプーと吹きながら、近所一帯を
自転車で回られてました。お店では、事前申込の上、マイ容器を預けておくと
無添加の豆乳を安く分けてくれたものでした。
チェーン店ならば一店なくなっても他支店まで行くことで補えるのですが、
個人商店の場合はまさに一店モノ。そこが無くなると「替わり」の無いのが困ります。
また場所が変わって、こちらはつい最近閉店したコンビニ。
家族経営だったのですが、更新であと10年間も24時間営業を続けていくのは
無理が大きかったのだろう、と近所の方から聞きました。
個人商店の多くは、大型店による圧迫や経営側の高齢化、車社会化で
大変なようです。世の中は効率化と安値競争でどんどん変わってきていて
私もどちらかというと安い大型店舗ばかり使っている方ですが、
たまに地元の老舗を利用すると、人間味のある買物ができてファンになって
しまったりします。
本当は今風の店と古風な店の両方をうまく使い分けたいのですが。
落書きされた黒いシャッターの店と、赤信号の間にあるお店が
「メガネとトケイの水晶堂」です。
腕時計の買い替え、修理、電池交換などで何度もお世話になりました。
しかし、今日は、こんな貼り紙を見つけてしまいました。69年間続いた
店は閉店。終戦直後からの店だったわけです。
探したら、2012年7月の写真がありました。中央の白い車の後ろです。
でも、この日は折悪しく定休日の様子。
仕方ないので、Googleのストリートビューで間に合わせます。
(右隣の登山用品店「白銀山荘」も、知る人ぞ知る老舗だったけど2015年8月に閉店)
ビル一階の古風な店舗は、左半分が眼鏡屋さん、右半分が時計屋さん。
中は別段仕切られてもいずに、親子らしき方お二人で営業されてました。
一年以上日をあけているのに、店に入ると、こちらの顔を覚えていらっしゃる。
説明や商品案内も丁寧適切で、安売り店には決してない信頼感というか
安心感のようなものがありました。モノ対モノではなく、人対人、という感じでした。
電池交換もバンド交換も、目の前で即座にやってくれる。腕時計の電池切れの前兆
として、2秒ずつ引っかかるような動きをすることを教えてもらったのも、ここです。
そういえば、前に「この一帯も再開発の動きがある」とご主人から聞いたような。
この後、何になるんだろう?これから電池交換はどこに頼もう?
この立川通りはもう少し北上すると、地元での呼び名が「高松大通り」になります。
2009年までは両側の歩道の上にアーケードがあり、すごく昭和~な雰囲気でした。
そこでも、閉店のお知らせ発見。
この商店街はただでさえシャッター下ろしたままの店が多い所。
JR立川駅付近と、駅から離れた大型店は発展著しいのですが、
そのどちらでもない、古くからの商店街にとってはとても厳しい時代のようです。
一度なじみになってしまうと、便利で心地よい所なのですが。
また、だいぶ前のことで、場所もかなり離れますが、
2013年5月に廃業した老舗のお豆腐屋さんがあります。
夕方、お豆腐屋さん特有のラッパをプーと吹きながら、近所一帯を
自転車で回られてました。お店では、事前申込の上、マイ容器を預けておくと
無添加の豆乳を安く分けてくれたものでした。
チェーン店ならば一店なくなっても他支店まで行くことで補えるのですが、
個人商店の場合はまさに一店モノ。そこが無くなると「替わり」の無いのが困ります。
また場所が変わって、こちらはつい最近閉店したコンビニ。
家族経営だったのですが、更新であと10年間も24時間営業を続けていくのは
無理が大きかったのだろう、と近所の方から聞きました。
個人商店の多くは、大型店による圧迫や経営側の高齢化、車社会化で
大変なようです。世の中は効率化と安値競争でどんどん変わってきていて
私もどちらかというと安い大型店舗ばかり使っている方ですが、
たまに地元の老舗を利用すると、人間味のある買物ができてファンになって
しまったりします。
本当は今風の店と古風な店の両方をうまく使い分けたいのですが。
by centtama
| 2016-02-17 23:54
| 1月2月