2016年 01月 30日
ヤクルトから城山への新しい水路 (試験中)
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関連記事 : 最近の府中用水と、やっと開通した「ハケ下の道」
大体いつも通りの府中用水の水路。(今、流れているのは矢川と湧水の水)
最近、オオフサモという外来の水草が水面に増えているのが気になります。
それより下流の水路が、どうも今までと違う。水が多い、いや水位が高い。
水面に繁茂していたはずのオオフサモが、水面下に完全に沈んでいます。
その訳が、すぐ解りました。画面右側の調節水門を閉め切って水位を上げ、
画面中央よりやや左側に見える丸い管へと水を優先的に流していたのです。
よく見ると、丸い管の蓋も取り外して、横っちょに置いてあります。
なので、これより下流の府中用水水路には、ほとんど水が流れていません。
先程の板で締め切られた所から僅かにチョロチョロと漏れている程度。
そして丸い管に入っていった水の行先は、こちら。ヤクルト研究所の東側の
道に沿って、真北へと流れていきます。まだ出来上がって数ヶ月の真新しい
コンクリートのU字溝。土も藻も何もついてない、まっさらの溝です。
その水は、古民家の手前で道の下をくぐり、古民家の南面に広がる畑地の
中に入っていってました。沁み込みつつ、少しずつ水貯まりが広がっていきます。
ちょうど5月に用水の通水が始まった頃に、田んぼに水が入っていく時のように。
ここは夏は市内の5年生の体験水田になる場所だそうです。
上の画像の奥の方に、一昨年できた「城山里の家」が見えます。
その前あたりで、畑から「里の家」の方に小さなトンネルが設置されており、
さっきの水がここまで十分に来ると、このトンネルを通って
こちらの水路にやっと流れ始める、という塩梅になっているようです。
この石積みの水路、城山公園が改装された数年前には既に出来ていたのですが
まだ正式に水が流れたことは無かったと思います。
なにせ公園化と里の家の整備と南側の区画整理と周囲の水路の再整備と、
全部完了しないと、ここに水は流れないと聞いていました。ほとんどその通り
だったわけです。
「里の家」の職員の方に聞いてみると、今、試験的に水を流して、果たしてちゃんと
畑(田)に水が貯まって、城山公園の水路の方へ水が流れ出すかを見ている所
なのだそうです。水門を調節してこちらに導水し始めたのが、この日の3日前。
通水期と違って元々の水量が少ないため、なかなか畑に水が満ちてこない、とのこと。
そりゃ先日まで菜の花が狂い咲きしてた畑だから、水をどんどん吸収するだけでしょう。
上記のまとめを図示してみました。赤が府中用水(の谷保分水)の水路、水色が今回新しく
できた新しい水路、黄緑色の線で囲んだ畑の中に左側から水が入り、少しだけ貯まり
始めていて、右側の出口から細い水色で示した石積みの水路へつながっています。
黄色の線は、郷土文化館の東側で湧いた湧水と、文化館下で府中用水からごく一部を
分流させた水をあわせたもので、城山の雑木林の中を通り抜けて旧乗馬クラブの方へ
と続く水路です。こちらの水路や水も、この辺りの土地・公園整備の動きの中で
ここ数年でだいぶ流路や形態が変化しています。
大体いつも通りの府中用水の水路。(今、流れているのは矢川と湧水の水)
最近、オオフサモという外来の水草が水面に増えているのが気になります。
それより下流の水路が、どうも今までと違う。水が多い、いや水位が高い。
水面に繁茂していたはずのオオフサモが、水面下に完全に沈んでいます。
その訳が、すぐ解りました。画面右側の調節水門を閉め切って水位を上げ、
画面中央よりやや左側に見える丸い管へと水を優先的に流していたのです。
よく見ると、丸い管の蓋も取り外して、横っちょに置いてあります。
なので、これより下流の府中用水水路には、ほとんど水が流れていません。
先程の板で締め切られた所から僅かにチョロチョロと漏れている程度。
そして丸い管に入っていった水の行先は、こちら。ヤクルト研究所の東側の
道に沿って、真北へと流れていきます。まだ出来上がって数ヶ月の真新しい
コンクリートのU字溝。土も藻も何もついてない、まっさらの溝です。
その水は、古民家の手前で道の下をくぐり、古民家の南面に広がる畑地の
中に入っていってました。沁み込みつつ、少しずつ水貯まりが広がっていきます。
ちょうど5月に用水の通水が始まった頃に、田んぼに水が入っていく時のように。
ここは夏は市内の5年生の体験水田になる場所だそうです。
上の画像の奥の方に、一昨年できた「城山里の家」が見えます。
その前あたりで、畑から「里の家」の方に小さなトンネルが設置されており、
さっきの水がここまで十分に来ると、このトンネルを通って
こちらの水路にやっと流れ始める、という塩梅になっているようです。
この石積みの水路、城山公園が改装された数年前には既に出来ていたのですが
まだ正式に水が流れたことは無かったと思います。
なにせ公園化と里の家の整備と南側の区画整理と周囲の水路の再整備と、
全部完了しないと、ここに水は流れないと聞いていました。ほとんどその通り
だったわけです。
「里の家」の職員の方に聞いてみると、今、試験的に水を流して、果たしてちゃんと
畑(田)に水が貯まって、城山公園の水路の方へ水が流れ出すかを見ている所
なのだそうです。水門を調節してこちらに導水し始めたのが、この日の3日前。
通水期と違って元々の水量が少ないため、なかなか畑に水が満ちてこない、とのこと。
そりゃ先日まで菜の花が狂い咲きしてた畑だから、水をどんどん吸収するだけでしょう。
上記のまとめを図示してみました。赤が府中用水(の谷保分水)の水路、水色が今回新しく
できた新しい水路、黄緑色の線で囲んだ畑の中に左側から水が入り、少しだけ貯まり
始めていて、右側の出口から細い水色で示した石積みの水路へつながっています。
黄色の線は、郷土文化館の東側で湧いた湧水と、文化館下で府中用水からごく一部を
分流させた水をあわせたもので、城山の雑木林の中を通り抜けて旧乗馬クラブの方へ
と続く水路です。こちらの水路や水も、この辺りの土地・公園整備の動きの中で
ここ数年でだいぶ流路や形態が変化しています。
by centtama
| 2016-01-30 23:56
| 1月2月