2014年 07月 23日
北多摩2号水再生センターの公開日
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北多摩2号水再生センターの年に一度の公開日。2012年と2013年の様子です。
以前の「下水処理場」の呼称は、今ではすべて「水再生センター」になっています。
上の写真の奥に見える水色の枠は「北多摩2号幹線排水路」の
実物大断面図で、高さ3.4メートルもあります。
こんな管が、大学通りや弁天通りなどの地下を通って、この処理場まで汚水を流しています。
管理棟4階では、水処理の様々な説明・展示コーナーの他に、
工作コーナー(割箸鉄砲を自作して射的をする)や、風船細工のプレゼントなど。
各処理段階における処理水のサンプル展示。一番左が流入水、
すなわち処理前の汚水ですが、排泄物がゴロゴロしてるなんてことはなく
全部溶けきっていて、濁ってはいるけど意外ときれいな感じがしました。
ここで処理の終わった水は、飲料にこそ適さないものの、十分にきれいなので
少し下流の排水樋門から多摩川に放流することになります。
あと、汚れを食べてくれる微生物たちを顕微鏡で観察するコーナーもあります。
処理場内の施設見学。
何を隠そう、この公開日の最大の目的は、この施設見学に尽きます。
処理場職員の方にとっては、本当は工作でもはしご車でもなく、これを見てほしい、
そのために公開日を設けているのです。
(しかし残念なことに、処理施設のほとんど全てが地下のため、見学中も水処理プロセス
を直に見ることができません。装置の外側を見て説明を受ける程度です。)
余興としてやっているスーパーボールすくい(無料)。
しかし普通のとは何か違う。聞いてみると、上の部分が「雨水浸透ます」。
雨水をみすみす下水として水処理するのではなく、土中に逃がしてやり
地下水の水源確保と、水処理場の負担軽減を図るために、設置が推奨されているものです。
(でも、そのアピールが遠慮がち過ぎ。このスーパーボールすくいをやって
雨水浸透ますに興味を持つ親子がどれだけいるのか、心配です。)
これも余興で、処理場内で使われている工作機械の展示・試乗。
この日は雨がちで来場者が少なかったため、ほとんど待ち時間なしで
こんな機械の操作をさせてもらえました。高所作業者の試乗もあり。
この4.9tクレーン車は、恐ろしいことに、子供が一人で運転しています。
(もちろんスタッフが車外のすぐ傍らについているけど)
他にも、消防署から来たはしご車の試乗とか、飲物や花のプレゼント
とかお土産とか、色々至れり尽くせりのイベントなのでした。
くどいけど、施設公開の真髄は「下水処理を良く知ってもらう」こと。
だけどあまり説教くさいと誰も来てくれなくなるので、あの手この手で来場者を
喜ばせている、という感触を受けました。
都内の下水処理場の公開見学会は、毎年7月に各処理場にて行われています。
そのスケジュールは、「夏休みのイベント案内」 で見ることができるのですが、
このページが、とんでもなく探しにくいのが難点です。
各処理場のページではなく、東京都下水道局トップページの「お知らせ」の中に
地味に埋もれているので、毎年見つけるのに苦労します。
以前の「下水処理場」の呼称は、今ではすべて「水再生センター」になっています。
上の写真の奥に見える水色の枠は「北多摩2号幹線排水路」の
実物大断面図で、高さ3.4メートルもあります。
こんな管が、大学通りや弁天通りなどの地下を通って、この処理場まで汚水を流しています。
管理棟4階では、水処理の様々な説明・展示コーナーの他に、
工作コーナー(割箸鉄砲を自作して射的をする)や、風船細工のプレゼントなど。
各処理段階における処理水のサンプル展示。一番左が流入水、
すなわち処理前の汚水ですが、排泄物がゴロゴロしてるなんてことはなく
全部溶けきっていて、濁ってはいるけど意外ときれいな感じがしました。
ここで処理の終わった水は、飲料にこそ適さないものの、十分にきれいなので
少し下流の排水樋門から多摩川に放流することになります。
あと、汚れを食べてくれる微生物たちを顕微鏡で観察するコーナーもあります。
処理場内の施設見学。
何を隠そう、この公開日の最大の目的は、この施設見学に尽きます。
処理場職員の方にとっては、本当は工作でもはしご車でもなく、これを見てほしい、
そのために公開日を設けているのです。
(しかし残念なことに、処理施設のほとんど全てが地下のため、見学中も水処理プロセス
を直に見ることができません。装置の外側を見て説明を受ける程度です。)
余興としてやっているスーパーボールすくい(無料)。
しかし普通のとは何か違う。聞いてみると、上の部分が「雨水浸透ます」。
雨水をみすみす下水として水処理するのではなく、土中に逃がしてやり
地下水の水源確保と、水処理場の負担軽減を図るために、設置が推奨されているものです。
(でも、そのアピールが遠慮がち過ぎ。このスーパーボールすくいをやって
雨水浸透ますに興味を持つ親子がどれだけいるのか、心配です。)
これも余興で、処理場内で使われている工作機械の展示・試乗。
この日は雨がちで来場者が少なかったため、ほとんど待ち時間なしで
こんな機械の操作をさせてもらえました。高所作業者の試乗もあり。
この4.9tクレーン車は、恐ろしいことに、子供が一人で運転しています。
(もちろんスタッフが車外のすぐ傍らについているけど)
他にも、消防署から来たはしご車の試乗とか、飲物や花のプレゼント
とかお土産とか、色々至れり尽くせりのイベントなのでした。
くどいけど、施設公開の真髄は「下水処理を良く知ってもらう」こと。
だけどあまり説教くさいと誰も来てくれなくなるので、あの手この手で来場者を
喜ばせている、という感触を受けました。
都内の下水処理場の公開見学会は、毎年7月に各処理場にて行われています。
そのスケジュールは、「夏休みのイベント案内」 で見ることができるのですが、
このページが、とんでもなく探しにくいのが難点です。
各処理場のページではなく、東京都下水道局トップページの「お知らせ」の中に
地味に埋もれているので、毎年見つけるのに苦労します。
by centtama
| 2014-07-23 01:08
| 7月8月